A.漆器は人間と同じで「生き物」です。ですので、自分がされていやなことは漆器にもしてはいけません。例えば、水の中に長期間つけておいたり、堅いもので洗ったり、洗った後拭かずに放置したりすると漆器の傷みは早くなります。洗うときはたわしなど硬いものでこすらず、スポンジの柔らかい部分または布で洗い流してください。
また、漆器にとって乾燥は大敵です。保存する場合は天袋のような高いところは絶対に避け、適度な湿度のある低いところで保存してください。直射日光にも弱いので、直射日光の当たらない部屋に所蔵するのが一番よいでしょう。
なお、万が一漆器に亀裂が生じた場合でも大概のものは復元が可能です。漆器修理が必要になったときには当店にご相談ください。
A.輪島塗一番の特徴はその「堅牢さ」にあります。それは下地塗りに地の粉(珪藻土と呼ばれる黄土を蒸し焼きにし粉砕した粉末)を漆に混ぜて塗り重ねることで木地を固めていったり、壊れやすいお椀の縁の部分に布をかぶせて強度を増すなどの技術が施されているからです。
また例え破損したとしても、修理をすることで堅牢さを取り戻し、再び長く使うことができます。それが輪島塗の特長であり、多くの方の支持を得ている理由でもあります。古来より輪島塗は一生使えるものとして代々受け継がれ、大切に扱われてきました。
ものを大切にするという心は私たちの本来の姿です。便利な世の中になってからは何でも使い捨てになってしまいましたが、それによるゴミや環境破壊が問題になっています。輪島塗が存在し続けてきた意義はそこにあるのかもしれません。
A.基本的にはどんな傷みでも直すことができます。ただ修理後の漆器全体の仕上がり具合はお客様によって違います。というのは傷みの部分だけを修復するのか、傷みを含めた全体を修復するのかによって変わってくるからです。それはお客様の要望をお聞きし、どの修復方法が一番最適かを考慮した上で決定いたします。
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A.傷み具合によって差があります。こまかいキズ等でしたら約1ヶ月くらいですが、割れてすき間が開いてしまっているようなものは、湿度の高いところに漆器を置いてすき間が閉じてくるのを待たなければいけないので、約6ヶ月ほどかかります。